こんばんにちは!
今回は認知バイアスの一つ内集団バイアスについて書いていきます。
内集団バイアスとは?
内集団バイアスとは、
『自分が所属するグループのメンバーが他のグループのメンバーより
能力や人格などが優れていると思い、優遇すること』を内集団バイアスと言います。
内集団バイアスにかかっている人の特徴
内集団バイアスにかかっている人の特徴を紹介します。
- 自分所属しているのグループと他のグループでの態度や話し方が変わる
- 自分が所属していないグループのミスには厳しい
- 他のグループを差別や軽視する
- 自分の所属しているグループが褒められると自分が誉められたように嬉しくなる
他にもありますが、4つが内集団バイアスが強い人の傾向になります。
スポーツのチームやママ友会で対立が起こったりする原因に内集団バイアスが関係しています。
内集団バイアスの活用方法
次に活用方法ですが、
相手との共通点や共通の話題を見つけることであなたとその人は内集団バイアスにかけることができます。
他にも程よいライバル関係にすることで、お互いを高め合える仲間にすることができ、
内集団バイアスにかけることができます。
営業成績の発表などが後者の心理を用いた方法です。
内集団バイアスの注意点
内集団バイアスの注意点は、
- 敵対しすぎて争いが起きる
- 違うグループを格下に見てしまう
- 優秀な人と親しくなれない可能性がある
といった3つが挙げられます。
1つ目と2つ目は自分が属していないグループに対して起こり得ます。
例えば『コーヒー』という商品を例にしたときに、
コーヒーを好きな人にターゲットを絞ったマーケティングを
A社、B社ですることにより1つ目の争いが起きることとなります。
また、2つ目であれば、「コーヒーを飲める人」と「コーヒーを飲めない人」の
グループに別れた時に、「飲める人」は飲めない人をお子ちゃま扱いして下に見たり、
「飲めない人」は飲める人に対してコーヒーなんか飲み物じゃないと飲む人は味覚がおかしいみたいな
感じになってしまい、お互いが下に見たりすることとなります。
また3つ目は、コーヒーが好きな人という同じジャンルでも、「コーヒーの銘柄が好きな人」や「入れ方にこだわりがある人」など様々な好きがありますが、
自分の好きなこと以外を受け付けなくなってしまい
自分の好きなコーヒーの可能性を失ってしまうことになります。
コーヒーが手元にあるのでコーヒーで例えましたが、これがビジネスになると大きな損失につながる可能性がありますので注意しましょう。
内集団バイアスに陥らないようにする対策
内集団バイアスに陥らないようにするためには、
- 共通目標を見つける
- 相手のことをよく知る
この二つのことをすることでこのバイアスの対策をすることができます。
まず、共通の目標を見つけることです。
先ほどの『コーヒー』を例にするのであればA社、B社共同でコーヒーの普及率を上げる方法や商品を
2つにグループで力を合わせることにより、AとBという内集団から普及率を上げるという大きな課題を与えて、内集団でまとめる方法です。
2つ目は繋がりのない人であってもよく話を聞いていると、
自分と考えていることが似ていたり、どこかしらの繋がりを見つける事ができるため、
そこから内集団の繋がりを持てる可能性があります。
まとめ
内集団バイアスは自分が属しているグループに対しては良いように働く傾向にありますが、
自分が属していないグループにマイナスな印象を抱きやすい傾向にあるので外には働かないように注意が必要です。
内側に働くバイアスに関しては、リーダーシップやマネージメントに役に立つので
利用していきましょう!
さらに認知バイアスについて知りたい方は下の書籍を読んでみてください。
では今回はこの辺で(^^)/~~~
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