正直なところ、私はずっと「働くのがしんどい人間」でした。
職場のざわざわした雰囲気、人の視線、言葉に敏感に反応していました。
「もっと図太くならなきゃ」
って思いながら、ずっと無理をしてきました。
でも、あるとき気づいたんです。
「合わない働き方を、自分に無理やり押しつけてたな」って。
今回は、HSPである僕がどうやって“ゆるく働く道”を見つけていったのか、
そのプロセスをゆるっとお話ししていきます。
働くことにずっと違和感があった
最初の違和感に気づいたのは入社して半年後ぐらいでした。
私は、調理師になりたくて大手ホテルのレストランに入社しました。
調理はたのしい・・・
でも、上司や同僚、職場に関わる人たち、誰かの顔色をみながら働く。
仕事以外のところで疲れているのがわかりました。
「そんなことはみんなやっている」と思い、
自分だけができないってことはないと思い、時には、
「自分はダメなのかもしれない…」
と何度も思っていました。
私がしんどかった「環境」や「人間関係」
私の場合は、
- 誰かが怒られていると疲れる
- 飲み会や会社全体のパーティなどの人混みが苦手
- 周りの人の態度を気にしてしまう
などといった考え方から職場での人間関係に疲れていました。
今思えば、HSPの特徴に当てはまるのかなと思います。
「なんでこんなことで疲れるんだろう」
と当時は自分のことが嫌いで責める日々を過ごしていました。
合わない働き方を続けた理由
当時の私は、料理長からは期待されていた方なのだと思います。
その時の職場の同僚に聞くと「料理長のお気に入り」と言われていました。
たしかに、料理長が細かなことを教えてくれていました。
食材を切る時のコツや味付けのコツ、料理に関する基礎的なことを空き時間に教えてくれていたのだと思います。
私自身、教えてくれてもらっていると思っていたので、
「その期待にこたえないと」
という思いから、その他の悩みは
「みんな同じ。働くってこういうものでしょ」
と思い込んで我慢していました。
しかし、急に夜涙がでたり、寝れない日が続いたり、
休みの日も引きこもっている日が増えていきました。
そしてある日、
「調理は好きだけど、この世界は自分にはあってないのかも」と思ったんです。
働き方を見直して「自分に寄せる」という発想
そこから約2年かけて、自分に合う働き方探し始めました。
そこで、なぜ今の職場が嫌なのかを考えました。
当時の私が嫌だったことは、
- 顔色をうかがって機嫌をとるようなことをする
- 嫉妬のある職場環境
- 多すぎる飲み会・パーティ
- よく怒鳴り声が聞こえる環境
- ピリピリした環境
など、他にも金銭面や時間面などもさまざまな嫌だった点を書き出しました。
そこから、なら私が働きたいと思う環境を考えました。
- ピリピリした雰囲気のない環境
- 嫉妬のない環境
- 蹴落とし合いのない環境
- 一人で完結できるような職場
どれか一つでもあるような職場がいいと思い転職活動を始めました。
働き続けた結果・・・先に退職という選択
全ての人に当てはまるわけではありませんが、私の場合、この転職活動をしながら働き続けることは間違いでした。
転職活動をしているといことを隠しながら、転職活動をしていたため、
「料理長を裏切っている」という気持ちになり、余計に心が苦しくなっていきました。
余計に余裕がなくなっていくことを感じました。
そこで、私は転職するために先に退職することを伝えました。
もちろん退職を伝えたあとも苦しさは続きました。
しかし、
- 一人でランチを食べる時間が取れるようになった
- 飲み会などを断れるようになった
- 自分を責めたくなっても、一旦深呼吸する
という自分に合わないことをゆるく整えることで、少しずつ余裕が生まれました。
もちろんここから私の働きやすい職場探しが始まっていくのですが、その話はまた今度。
まとめ
私がこのことに悩んでいた時はHSPという言葉はなく、
HSPや繊細さんなどという言葉に出会った時に
「私はおかしくなかった」
と思うことができました。
こういった悩みを持っていることは、感受性が強いということは、
“欠点ではなく長所”でありあなたの性質です。
無理に変えようとせず、
まずは、「あなたらしくいられる環境」をさがすことで、
働くことが少し楽になりましす。
あなたが心からホッとできる場所を探すことを頑張ってください。
応援しています。
心細いという方は無料相談を行なっているのでご利用ください。
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