「今度こそ絶対に続ける!」
そう決意して始めたダイエット。
しかし気づけば、
お菓子の袋を開けていたり、
運動は明日でいいやとなっていませんか?
そして、
「また三日坊主になってしまった…」
「やる気はあるのに、なぜか続かない…」
「私って結局、自分に甘いんだ…」
そんな自分にガッカリしていませんか?
もしあなたが「ダイエットが続かない=意志が弱い」と思い込んでいるなら、その考えを今日から手放してみませんか。
この記事では、ダイエットが続かない本当の理由を伝えて、意志の力に頼らなくても実践できる”ゆるくて続く”方法をご紹介します。
なぜダイエットは続かないのか?意志だけでは限界がある理由
多くの人が「ダイエットを続けられないのは、自分の意志が弱いから」と思い込んでいます。
しかし実は、人間の意志の力には明確な限界があるのです。
意志の力は消耗する(「意思力は筋肉」理論)
心理学では、意志力は「筋肉」のようなものだと考えられています。
使えば使うほど疲れてしまい、回復するまでに時間がかかるのです。
(ウィルパワーと呼ばれたりもしています。)
朝から「お菓子を食べない」「間食しない」と我慢し続けると、夕方には意志の力が消耗し尽くして、結局夜に大食いしてしまう…というのはよくある話。
これは意志が弱いのではなく、意志力という資源を使い果たしただけなのです。
我慢するほどリバウンドしやすい
さらに、強い制限や我慢を続けると、心理的な反動が生まれます。
「〇〇を食べてはいけない」と禁止すればするほど、それを欲する気持ちが強くなるのは自然な反応です。
その結果、一時的に意志の力で抑え込んでも、反動で大きく崩れてしまい、リバウンドにつながりやすくなります。
これは行動心理学で言うところの「カリギュラ効果」と呼ばれる、人間の心理の基本的な仕組みです。
環境や感情に左右されるのが当たり前
また、私たちの食行動は環境や感情の影響を大きく受けます。
- ストレスを感じると甘いものが欲しくなる
- 疲れていると手軽な食事に流れやすい
- 友人との会食では食べ過ぎてしまう
これらはすべて、あなたの意志とは関係なく起こる生理的・心理的な反応です。
完璧に感情をコントロールできる人などいません。
環境や感情に左右されるのは、人間として当たり前なのです。
「意志が弱いからダメ」は思い込みだった
ダイエットが続かないのは、本当にあなたの「意志の弱さ」が原因なのでしょうか?
続かない=ダメ ではなく、仕組みが合っていないだけ
多くの場合、「あなた自身」ではなく「選んだ方法」に問題があります。
あなたの生活リズムや好み、体質に合わないダイエット法を選べば、どんなに意志が強い人でも続けるのは困難です。
例えば:
- 朝が苦手な人が「朝5時起きでランニング」を選ぶ
- 甘いものが大好きな人が「糖質完全カット」を選ぶ
- 料理が苦手な人が「手の込んだ自炊中心」の食事法を選ぶ
これらはいずれも挫折しやすい組み合わせです。
続かないのは意志が弱いのではなく、単に「あなたに合った方法」を選べていないだけかもしれません。
心が疲れているときは、頑張れないのが普通
仕事や人間関係でストレスを抱えているとき、睡眠不足が続いているとき、体調が優れないとき…。そんなときに「ダイエットも完璧に」と求めるのは、あまりにも酷な話です。
心身のエネルギーには限りがあります。
疲れているときにダイエットが続かないのは、あなたの体と心が「今はそれどころじゃない」と正直に教えてくれているサインかもしれません。
比較よりも”昨日の自分”と比べてみる
SNSやメディアでは「〇〇kg減量に成功!」「3ヶ月で理想のボディに!」といった成功例があふれています。
しかし、そういった事例と自分を比べることは、あまり意味がありません。
大切なのは「他の誰か」との比較ではなく、「昨日の自分」との比較です。
今日、少しでも昨日よりも良い選択ができたなら、それは確かな一歩なのです。
意志に頼らない!”ゆるくても続く”ダイエット習慣3選
では具体的に、「意志の力」に頼らずにダイエットを続けるにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、”ゆるく続けられる”習慣づくりのコツをご紹介します。
「毎日」ではなく「週に○回」の柔軟ルール
「毎日続ける」というルールは、一日でも欠けると「もう失敗した」という気持ちになりがちです。その結果、一度の失敗がすべてを諦める理由になってしまいます。
代わりに
「週に3回ウォーキングする」
「週に5日は野菜から食べる」のような柔軟なルールに変えてみましょう。
これなら多少調整が必要な日があっても、週単位で達成感を得られます。
ストレス食いを責めず、代わりにやる行動を決めておく
ストレスを感じたときに食べてしまうのは、脳が「快楽物質を出して!」と求めているサインです。これを単純に我慢するのではなく、「代わりの行動」をあらかじめ決めておきましょう。
例えば:
- 10分だけ外の空気を吸いに行く
- お気に入りの音楽を聴く
- 温かいハーブティーを飲む
- 友人にメッセージを送る
これらの行動は、食べる以外の方法で脳に心地よさを与えることができます。
ごほうびとセットで行動を習慣にする
人間の脳は「楽しい」と感じることを続けたがる性質があります。
単調で苦しいダイエットは、脳にとって「避けたい」行動になってしまいます。
そこで、ダイエット行動と「小さな楽しみ」をセットにしてみましょう。
- ウォーキング中はお気に入りのポッドキャストを聴く
- 筋トレ後に好きなドラマを見る
- 野菜中心の食事の後に、少量の高品質なチョコレートを楽しむ
- 1週間やり切ったら温泉に行く
このように「楽しさ」とセットにすることで、脳は徐々にその行動自体を「快」と結びつけるようになります。
「続けられた日」をちゃんと見つけてあげよう
多くの人は「できなかった日」ばかりに目を向けがちです。
しかし、前進するために本当に大切なのは「できた日」に注目することです。
「できた日」があることに目を向ける
一週間を振り返ったとき、「3日も崩れてしまった…」と考えるより、「4日はしっかりできた!」と捉え直してみましょう。
できた日とできなかった日、両方あるのが現実です。
「できた日」があるということは、あなたにはその力があるという何よりの証拠です。
その事実に目を向けることで、自己効力感(自分はできるという感覚)が高まります。
完璧主義を手放すことで、継続のハードルが下がる
「100%完璧にやらなければ意味がない」という考えは、継続の大きな障害になります。
実際には「70%でも毎日続ける」方が、
「たまに100%できて、あとはゼロ」よりもはるかに効果的です。
完璧を求めず「まあまあでOK」と許すことで、続けられる日が増えていきます。
小さな達成感が”やる気の貯金”になる
小さな成功体験を積み重ねることは、将来のモチベーションにつながります。
「今日は野菜から食べられた」
「間食を一回減らせた」
「水を多く飲めた」など、小さな成功にも意識的に目を向けましょう。
この小さな達成感の積み重ねが、将来の「やる気の貯金」となり、困難な日を乗り越える力になります。
まずは7日間、”ゆるく続ける”ことから始めよう
さて、ここまで読んできたあなたは「では具体的に何から始めればいいのか?」と思っているかもしれません。
そこで最後に、今日から実践できる「ゆるく続ける」ための具体的な方法をご紹介します。
やる気がいらない工夫=「考えなくてもできる」レベルに落とす
理想は高く掲げつつも、実際の行動は「考えなくてもできるレベル」まで小さくしましょう。
例えば:
- 「毎日5km走る」→「靴を履いて玄関を出る」
- 「間食を全部やめる」→「お菓子を食べる前に果物を一切れ食べる」
- 「糖質を完全カット」→「白米を1/3減らす」
これらは「小さすぎて失敗できない」レベルの行動です。
小さな一歩は、次の一歩へとつながっていきます。
ワークブックなどで自分を見つめる時間を持つ
自分の行動パターンや感情との向き合い方を知ることも大切です。
「なぜ食べてしまったのか?」
「どんな感情のときに崩れやすいのか?」を知ることで、対策が立てられるようになります。
簡単な食事記録や感情日記をつけるだけでも、自分のパターンに気づくきっかけになります。
無理しない。続けられる自分を育てていく
最後に最も大切なこと。
あなた自身を責めず、優しく接することです。
ダイエットは一日でも一週間でも終わるものではなく、生涯を通じて健康的な習慣を築いていく長い旅です。
その過程で、完璧を求めるのではなく
「続けられる自分」を少しずつ育てていくことが、本当の意味での成功につながります。
まとめ:意志に頼らず、”ゆるく続ける”第一歩を
ダイエットが続かないのは、あなたが悪いからではありません。
意志の力には限界があり、環境や感情に左右されるのは人間として自然なことです。
大切なのは、意志に頼りすぎず「続けやすくする工夫」を取り入れること。
完璧を求めず、小さな成功を積み重ねていくこと。
そして何より、自分自身を責めず、優しく接すること。
これらの考え方を取り入れれば、意外なほどスムーズに前に進めるようになります。
焦らず、自分に合ったペースで”ゆるく続ける”第一歩を、今日から踏み出してみてくださいね。
もし、”続けられない自分”を変えたいけど、どうしたらいいかわからない…という方には、7日間でゆるく習慣づくりをサポートする無料ワークシートをご用意しています。
自分を責めずに、今日からやさしく一歩を踏み出したいあなたへ。
それでも成功しないと思っている方は無料相談もご活用ください。
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