「自分らしく生きていい」
「もっと本音を出していい」
そんな言葉を聞くたびに、すこし心が重くなっていました。
そんな事を言われても、
「本音をいえるなら苦労しない」
と思っていました。
私には“本音で生きる”なんて、遠い世界の話でした。
周りの期待に応えて、私はこんな人と思われている通りに暮らしていました。
だけど、そんな僕も今では、少しずつ「自分の”本音”大切にする」という生き方ができるようになってきました。
私の本音を話すのが怖かった理由
私が本音を話せなかった理由は2つ
- 嫌われたくなかった
- 良い人でいる必要があると思っていた
この二つのことから本音で話すのが苦手でした、
空気を読んで相手に共感して、波風立てない事が良いと思っていました。
また、良い人だからと紹介されると、
本音で話さない事が正解なのだと勘違いをして、より本音で話す事が間違いなのだと思っていました。
しかし、この2つの理由は、根本的なものではありませんでした。
私の根本的な理由は、1つ…
「人に嫌われたくない」
という本質に気づくまでは、本音で話す事=間違いだと思っていました。
私が本音で話すために意識した事
本音を言うために、考え方を変える必要があると思いました。
しかし、なかなか本質的な理由「人から嫌われたくない」という考え方を変えるのは難しいと思い、
とりあえず、行動から変えることにしました。
そこで意識したことは、
- ノートに本音を書き出す
- 小さなことに否定を始めた
ノートに書き出す方法は、何度か紹介していますが、私にはピッタリの方法だったみたいで、本音をノートに書き始めました。
それこそここでは書けないようなひどいことを書いた日もあります。
ノートに書く習慣だけでなく、次に始めた小さなことにNOというようになったことです。
私の場合は、退職して次の職場に入社することでまた0からスタートを切ることができたので、
新しく入社した会社では、飲み会の誘いを断ったり、仕事での頼み事を簡単に請け負うのではなく、自分が今受けてている仕事と調整しながら仕事をすることができました。
また、プライベートでも
「疲れた〜」
「しんどい」
と口にだして言うようにしました。
そうすることで、どこかでピンとはった糸が緩むように感じで、気分的に楽になり、
断ったことで誰かが怒ることもなく、
しんどいと言ったから、目標を達成できないというわけではない
ということが分かっていきました。
これが分かったことで、本音をいう自信に繋がりました。
“本音を言う=正直にすべてを話す”というわけではない
本音をいうと、誰かが傷ついたり、しんどい思いをするのでは?
と考えて、本音を隠していました。
しかし、本音は正直であることを意味しますが、必ずしもすべてを包み隠さず話すということではありません。
相手を思いやって言葉を選ぶのも、本音ですし、
自分の気持ちを大切にしながら、必要な部分だけ伝えるのも、本音です。
他にも、沈黙や間接的な表現に、本音がにじむこともよくあります。
本音=全てを話すと言うことではなく、大事なのは、
「まず自分の心をちゃんと聞いてあげること」
・疲れてたら休む
・嫌なことはできるだけ避ける
・無理にポジティブにならなくてもいい
そういったあなたがどうしたいのかをしっかり聞いて、相手のことを尊重しながら伝えることが大切です。
まとめ
「自分を大切にする」
と聞くと、ワガママに思えるかもしれません。
だけど、ちゃんと心を扱ってあげると、不思議と”本音で話す事ができる”ようになってきます。
もし今、「本音を出すのが怖い」「自分を出せずに疲れている」そんな気持ちがあるなら、
どうか焦らず、ゆるく、自分の心と会話してみてほしい。
それはきっと、“がんばらない自分を認める”最初の一歩になるはずだから…
本音で話すためには、
- 本音を出せない理由に気づく
- 自分の本音に気づくには、まずノートに書いてみるのがオススメ
- 小さな「NO」が、自分を大切にする練習になる
- 自分を大切にすると、心の余裕が生まれる
- そうする事で少しずつ本音を話せるようになる
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