「転職したいけれど、自分に何が向いているのかわからない」
「自己分析って、結局何をどこまでやればいいの?」
初めての転職活動で、最初にして最大の壁となるのが「自己分析」です。新卒の時とは異なり、社会人としての経験を踏まえた自己分析は、転職を成功させるための羅針盤となります。
この記事では、なぜ転職に自己分析が必要なのかという「目的」と、今日から始められる具体的な「方法」を分かりやすく解説します。
なぜ転職活動に「自己分析」が必要なのか?
意外と多いのが「自己分析」を苦手とする人です。
適当でいいやと思って、自己分析せずに求人に応募してしまうと、ミスマッチの企業に入社がきまったり、面接まで中々進まないということになりかねません。
そうならないために、大切なのが「自己分析」です。
そんな、自己分析をする最大の目的は、「納得感のある決断を下し、企業に自分の価値を正しく伝えるため」です。具体的には以下の3点が挙げられます。
- 転職の軸や土台を明確にする
- 強み(武器)を言語かする
- 志望理由の裏付けをする
この3つを正確に判断することで、転職先のミスマッチを防いだり、あなたにとって正解のキャリアプランを歩むことができます。
転職をするために「自己分析」をする理由①軸を明確にする
転職するために最も重要なのが「軸・土台を明確にする」ことです。
なぜ今転職するのか、その理由や、転職した後の10年後の目標を定めておくことが、軸を決める理由となります。
また、注意点として目先の目標(残業を減らしたい、給料を上げたい、休日を増やしたい)という目的のためだと、転職先で何か嫌なことがあったら、また転職したりモチベーションの下落につながる可能性があります。
そのため、転職は「何のためにするのか」が定まっていないと、表面的な条件に流され、入社後に後悔するリスクが高まります。
転職をするために「自己分析」をする理由②強みを言語化する
2つ目の理由は、「強みを言語化する」です。
意外と、自分が今までやってきたことがアピールポイントになると思っていない人がいます。例えば、あなたはコールセンターのオペレーターが電話でクレーム対応をすることが武器なると思いますか?
コールセンターのクレーム対応は、相手の希望やクレームの内容をしっかりヒアリングする必要あがあるため、おのずと「聞き力」が身についていたり、相手に納得してもらえるような「話す力」や言語化能力が身についていたりします。
この聞き力や話す力、言語化能力というのは、どの業界にいっても役にたつポータブルスキルという割れるスキルの一つになります。
そのため、自分が当たり前にやっている仕事の中に、他社でも通用する「再現性のある強み」を見つけ出すためにも自己分析は必要になります。
転職をするために「自己分析」をする理由③志望動機の裏付けを作る
3つ目は、「志望理由を裏付けするめ」でもあります。
「なぜこの会社に応募したのか」を語る際、自分の経験とリンクした根拠があれば、面接での説得力が劇的に上げることができます。
例えば、「現在事務職だけで、電話対応やクレーム対応をしているうちに電話営業をするようになっていった。電話営業でアポイントを取れるようになったり、思ったよりも楽しく電話営業していることに気づいた。」
だから、応募先の営業職に応募した。
というような感じで、今までやってきたことから、なぜ志望したのかを明確に話すことができれば、内定率をあげることができます。
転職を失敗しない自己分析の3ステップ
自己分析の「やり方がわからない」という方でも安心してください。以下の3ステップに沿って進めるだけで、転職に必要な自己分析を進めることができます。
- キャリアの棚卸し
- 自分の強みと価値観を抽出
- キャリアビジョンをイメージする
順番に詳しくお伝えします。
自己分析のステップ1:キャリアの棚卸し
まず、自己分析の1つ目にしないといけないことは「キャリアの棚卸し」です。
ここでは、過去の整理を中心に行い、これまでの仕事で行ったことを「事実」ベースで書き出します。以下のようなことを考えて書き出すことで仕事でどんなことをやっていたのか客観視することができます。
- 担当業務: 誰に対して、どんな価値を提供していたか?
- 成果: 数字や実績だけでなく、「工夫したこと」や「乗り越えた壁」を書き出します。
- 感情の動き: どんな時にやりがいを感じ、どんな時にストレスを感じたかを深掘りします。
自己分析のステップ2:自分の「強み」と「価値観」を理解する
ステップ2では、書き出したワードや内容をもとに自分の「強み」と「価値観」を理解していきましょう。
理解することで、現在の状況を整理することができます。この時にSTAR法というフレームワークを使うことで、面接時にも使えるアピールできる内容を組み立てることもできます。
そして、ステップ1で出したエピソードから共通点を見つけていきます。
ここでいう強みとは、「人より早くできること」「感謝されること」を指しています。また、価値観は人によって違いがあり、「成長実感が欲しい」「ワークライフバランスを重視したい」など、正解のない、あなた自身が大切にしたい優先順位を決めます。
自己分析のステップステップ3:キャリアビジョンの設定
ある程度、過去の経験から現状の状況を把握できたら、次は「キャリアビジョンの設定」が必要になります。
キャリアビジョンと言っても難しく考える必要はなく、10年・20年・30年後のあなたがなりたい目標だと思ってください。
ステップ2の自己分析で把握した、「強み」を活かして「価値観」を満たせる未来を考えていきます。
- 3年後、5年後の自分
どんな環境で、どんな役割を担っていたいですか? - 今の会社でできない理由
その理想が今の会社で叶わない理由を言語化することで、明確な転職理由になります。
もしここで自分の理想とする未来像に進むためのスキル・能力が足らないと思ったら、大谷選手がやっていたことで有名になった、マンダラチャートを活用することで目標に近づくはずです。
自己分析を効率化するおすすめツール
ここでは、自己分析を行いやすくするための、手法をご紹介します。一人で悩んで進まない場合は、以下の手法も活用してみましょう。
- WILL / CAN / MUSTのフレームワーク
「やりたいこと(WILL)」「できること(CAN)」「求められること(MUST)」の重なりを見つける定番の手法です。 - モチベーショングラフ
これまでの人生の充実度をグラフ化し、自分の価値観がどこにあるかを視覚的に把握します。 - 他己分析
同僚や友人に「私の強みって何だと思う?」と聞いてみることで、自分では気づかなかった意外な長所が見つかります。
スキルや資格、経験から次の仕事を探したい場合は、Will-Can-Mustのフレームワークを。
自分がどういう環境だとやりがいを感じる(長くづつけられる)のかを把握したい場合はモチベーショングラフの作成を。
自分はなにが得意なのか、見つけられない場合は他己分析を使うことで意外な長所をみつけることができます。
他にも自己分析に使えるフレームワークは沢山あるのでそれぞれを活用して自己理解を深めていくことで、転職の成功率がぐんっと上げることができます。
自己分析が終わった後にすべきこと
自己分析は「やって終わり」ではありません。分析した結果をもとに、次のアクションへ移りましょう。
- 履歴書・職務経歴書に落とし込む
- 転職サイト・エージェントで求人を探す
言語化した強みを書類に反映させます。自分の「軸」に合う企業を絞り込みます。
具体的な「転職活動のスケジュール」については、転職活動の全体スケジュールガイドで詳しく解説していますので、あわせてチェックしてください。
まとめ:自己分析は「自分への投資」
自己分析は時間がかかる作業ですが、ここを疎かにすると転職の成功確率は下がってしまいます。
「自分を深く知ること」は、単なる内定のためだけでなく、この先の長いキャリアを後悔なく歩むための最高の投資です。
まずはノートを一冊用意して、自分のキャリアを振り返ることから始めてみませんか?




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