薬剤師につぐ一般用医薬品のスペシャリスト
「医薬品に関わる仕事をしたい」
「転職に有利になりたい!」
「自分の人材価値を高めたい」
と考えている方にとって、登録販売者資格は非常に有利な資格です。
登録販売者とは、薬剤師の補助的な役割を担い、一般用医薬品(第2類・第3類)の販売を行える資格です。
国家資格ではありませんが、厚生労働省が認定する公的な資格で薬剤師につぐ一般用医薬品のスペシャリストとして、取得すればドラッグストア・薬局・コンビニの医薬品コーナーなどで活躍できます。
しかし、
「試験の難易度は?」
「独学でも合格できる?」と疑問を持つ方も多いでしょう。
今回は、登録販売者資格の試験内容・難易度・勉強方法・取得後のキャリアまで詳しく解説します!
登録販売者資格の基本情報
登録販売者とは、一般用医薬品(OTC医薬品)の販売が可能な資格であり、薬剤師の補助として活躍できます。
登録販売者資格の概要
正式名称 | 登録販売者 |
認定機関 | 登録は各都道府県(試験は各都道府県が実施) 支援する団体↓ 公益社団法人全日本医薬品登録販売者協会(全薬協) |
資格の特徴 | 第2類・第3類医薬品の販売が可能 |
試験方法 | 筆記試験(マークシート式) |
受験資格 | 誰でも受験可能 |
登録販売者の資格は、国家資格ではありませんが、医薬品のプロフェッショナルになるための資格の一つです。
特に医薬品の販売に関わる職では必須の資格なので、自分の価値を高めるために便利な資格の一つです。
登録販売者の試験の難易度と合格率
登録販売者試験の合格率は約40〜50%と、中程度の難易度です。
合格率の推移(都道府県ごとの平均)
試験年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2023年 | 52,214人 | 22,814人 | 約43.7% |
2022年 | 55,606人 | 24,707人 | 約44.4% |
2021年 | 61,070人 | 30,082人 | 約49.3% |
2020年 | 52,959人 | 21,953人 | 約41.5% |
試験の難易度は?
合格率は約半分ですが、しっかりスケジュールを組むことで独学で合格することができます。
暗記中心の試験のため、しっかり対策すれば誰でも合格することができる資格と言えます。
登録販売者の試験内容と出題範囲
試験は筆記試験(マークシート式)で構成されており、5科目から出題されます。
試験の主な出題範囲
- 医薬品に共通する特性と基本的な知識(薬の作用、副作用、相互作用など)
- 人体の構造と働き(臓器の役割・代謝・神経系などの生理学)
- 主な医薬品とその作用(風邪薬・鎮痛剤・消化薬などの知識)
- 薬事関連法規・制度(医薬品販売の法律、販売時の注意点)
- 医薬品の適正使用と安全対策(添付文書の見方、副作用の防止)
合格するためには、試験科目ごとに各40%以上(都道府県によっては35%以上)で尚且つ、全体の点数が70%以上が必要になります。
そのためバランスよく勉強する必要があります。
登録販売者の資格取得にかかる費用と申し込み方法
受験費用
受験費用は都道府県によりことなり、12,800円~18,200円となっています。
プラス教材代や通信講座の費用が必要になります。
ドラッグストアなどにお勤めの方は企業によってはどちらも保証してくれることもあるため相談してみましょう。
申し込み方法
申し込みは、各都道府県の試験窓口からすることができます。
また、勤め先で申し込んでくれることもあります。
申し込みの期日は各都道府県により違い、早い地域で5月中旬〜6月上旬ごろまで、
遅い地域で8月中旬〜9月中旬ごろまで期限があります。
住んでいる都道府県の申込み期限を確認しておきましょう。
試験日程
都道府県によって違いますが、試験は8月〜12月の間で実地されており、各都道府県ごとに1回行われています。
登録販売者試験に合格するための勉強方法
登録販売者試験は、暗記中心の試験のため、効率的な学習が重要です。
おすすめの勉強法
登録販売者のおすすめテキストと問題集は?
独学するなら上記の教材がおすすめです。
「独学だと甘えてしまいそう」
「ちょっと合格率が不安だからしっかりと学びたい」
という方は、SMART合格講座がおすすめ!
東京工業大学特任准教授の講師の分かりやすい講義とスマホで簡単に隙間学習をすることができます。
どうしても1発合格したい!父方にはおすすめの講座になります。
詳しくは下のボタンから公式HPをご覧ください。
登録販売者を半年で合格するためのスケジュール
登録販売者の資格は平均的に半年ほどで狙える資格です。
- 1〜2ヶ月目基礎学習テキストを読み込む/ti]
苦手科目を重点的に3〜4ヶ月目過去問を解く - 5〜6ヶ月目総復習問題集を完璧に解けるようにする
登録販売者の資格取得後の年収は?キャリアと活かし方
登録販売者の資格は以下のような職場で活かすことができます。
- ドラッグストア・薬局(最大の就職先)
- 医薬品販売店・コンビニの医薬品コーナー
- 医薬品のネット販売(管理者として登録)
- ライター
登録販売者の平均年収は300万〜450万円程度ですが、キャリアアップすれば管理職やエリアマネージャーとして活躍できます。
登録販売者の仕事内容
登録販売者は、薬局・ドラッグストア・医薬品販売店で医薬品の販売や管理を行う仕事です。
薬剤師と異なり、調剤業務や第1類医薬品の販売はできませんが、医薬品の知識を活かして働くことができます。
登録販売者の資格の将来性と市場需要
登録販売者の需要は今後も拡大するため、長く活躍できる資格です!
しかし、今後資格保有者が増えて、人口減少に伴い、飽和状態になる可能性もあります。
登録販売者はこんな人におすすめ!
他にも医薬品ライターとして活躍したい方にもおすすめの資格になります。
まとめ
登録販売者は、ドラッグストアや薬局で活躍できる医薬品販売の資格です!
「医薬品の販売に携わりたい」
「安定した仕事に就きたい」という方は、ぜひ登録販売者資格の取得を目指してみてください!
その他の資格が知りたい方はこちらをご覧ください。
コメント