「第一志望の選考結果が出るまで、今の内定への返答を待ちたい」
「でも、期限延長を願い出たら内定を取り消されるかも……」
転職活動、特に複数の選考が並行する2月〜3月は、こうした「内定承諾の期限」に悩まされることがよくあります。結論から言えば、誠実な理由を伝えれば、1週間程度の期限延長は認めてもらえることがほとんどです。
この記事では、企業に納得してもらえる正当な理由の伝え方と、そのまま使えるメールの例文、そして注意点を詳しく解説します。
なぜ「内定承諾の期限」は1週間程度なのか
内定通知から承諾までの期限は、一般的に「3日〜1週間」が標準的です。なぜこれほど短いのでしょうか。
内定承諾の期限が短い理由①企業側の切実な事情
企業はあなたに内定を出した瞬間、他の候補者への連絡を止めたり、不採用通知を送ったりしています。もしあなたが辞退した場合、企業はすぐに次の候補者へアプローチしなければなりません。
特に4月入社を控えた2月〜3月は、入社手続きや備品手配のスケジュールが過密なため、1日の遅れが大きな影響を及ぼします。
内定承諾の期限が短い理由②延長のデッドライン
相談して認められる延長期間は、一般的に「+1週間」までです。それ以上の延期(例えば1ヶ月など)は、入社意欲を疑われるだけでなく、採用計画そのものを狂わせてしまうため、断られるリスクが非常に高くなります。
企業が納得する「期限を延ばしたい理由」の伝え方
期限延長を申し出る際は、曖昧な言葉を避け、納得感のある理由を添えることが大切です。
① 「他社の選考結果を確認したい」
「他社と比較したい」と正直に伝えても問題ありません。
ただし、単なる比較ではなく「一生に一度の大きな決断なので、すべての選考を終えた上で、後悔のない納得した形で貴社にお返事をしたい」というニュアンスで伝えましょう。
「貴社が第一志望群である」という熱意をセットにすることが不可欠です。
② 「家族とじっくり相談したい」
26歳や30代の転職において、年収や勤務地、残業時間の変化は家族の生活に直結します。
「家族も私の挑戦を応援してくれていますが、長く働き続けるために、生活環境の変化について改めて家族と話し合いたい」という理由は、誠実で慎重な性格としてポジティブに受け取られます。
③ 「現職の条件提示(カウンターオファー)と検討したい」
退職の意向を伝えた際、現職から強い引き止め(昇給や昇進の提示)に遭うことがあります。
「現職への義理もあり、最後まできちんと向き合って円満に退職したい」という姿勢は、入社後の誠実さを期待させる理由になります。
【シーン別】内定承諾期限を延ばすメール例文
ここからは企業に内定承諾までの期間を延ばす時に送るメールのテンプレートを各種ご紹介します。
例文①:他社の選考結果を待ちたい場合
件名: 内定承諾の回答期限につきまして(氏名)
〇〇株式会社 採用担当者様
お世話になっております。〇〇(氏名)です。 先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
貴社のような魅力的な企業からご縁をいただけたこと、心より光栄に存じます。
回答期限の件につきまして、ご相談がございます。 現在、並行して選考が進んでいる他社の結果が〇月〇日に出る予定となっております。
非常に勝手なお願いではございますが、私自身、後悔のない納得した形で決断を下したいと考えております。 そのため、回答の期限を**【〇月〇日(曜日)】**まで延長していただけないでしょうか。
貴社への志望度は非常に高く、お待たせすることへの申し訳なさは重々承知しておりますが、 何卒ご検討いただけますと幸いです。
例文②:家族との相談が必要な場合
件名: 内定承諾の回答期限延長のご相談(氏名)
(宛名は上記同様)
回答期限の件につきまして、〇月〇日までのお返事とのこと承知いたしました。 現在、入社後の生活環境の変化について、家族と最終的な話し合いを行っております。
長く腰を据えて貴社に貢献したいと考えているからこそ、家族の理解を十分に得た上で、万全の体制で入社を決めたいと考えております。
つきましては、回答を**【〇月〇日(曜日)】**までお待ちいただくことは可能でしょうか。
ご多忙の中お手数をおかけいたしますが、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。
あくまでテンプレートなので、あなたにあった文言に修正して活用ください。
期限延長を願い出る際の「3つの鉄則」
鉄則1:内定連絡をもらったら「即」相談する
期限ギリギリになってからの相談は「計画性がない」「入社意欲が低い」とみなされます。延ばしたいことがわかっているなら、内定の電話やメールをもらった当日、遅くとも翌朝には連絡しましょう。
鉄則2:具体的な「回答日」を提示する
「しばらく待ってください」はNGです。「〇月〇日までには必ずお返事します」とゴールを示すことで、採用担当者は社内の調整が可能になります。
鉄則3:感謝と熱意を必ず添える
延長は「企業の時間を奪っている」行為です。謙虚な姿勢を忘れず、「貴社で働きたいという気持ちは強い」というフォローを必ず入れましょう。
まとめ
内定承諾期限の延長は、転職活動において決して「タブー」ではありません。むしろ、曖昧なまま承諾して後から辞退する方が、企業にとっては大きなダメージとなります。
誠実な理由と期限をセットで伝えれば、多くの企業はあなたの真剣な悩みを受け止めてくれます。納得感のある決断をして、気持ちよく4月の新しいスタートを切りましょう!


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