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職務経歴書の書き方完全ガイド|未経験・経験者別サンプル付き

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「職務経歴書が転職成功のカギになる

転職活動において、職務経歴書は履歴書以上に重要な書類です。
履歴書が「あなたの基本情報」を伝えるのに対し、職務経歴書は「あなたの実力とポテンシャル」を企業に証明する役割を担います。

採用担当者は職務経歴書から、あなたがどのような経験を積み、どんな成果を上げてきたのか、そして自社でどう活躍できるかを判断します。
書類選考の通過率を左右する最重要書類といっても過言ではありません。

この記事では、職務経歴書の基本から応用まで、転職を成功に導くための実践的なノウハウを網羅的に解説します。
経験者向け・未経験者向けの具体的なサンプルも掲載しており、あなたの状況に合わせて即座に活用できる内容となっています。

読み終える頃には、自信を持って提出できる職務経歴書が完成するでしょう。

  1. 職務経歴書とは?履歴書との違いを知ろう
    1. 職務経歴書の役割
    2. 履歴書との違い
    3. 主なフォーマット(編年体式・逆編年体式・キャリア式)
  2. 職務経歴書を書く前に準備すること
    1. キャリアとスキルを整理する
    2. 転職目的を明確にする
    3. 企業が求める人材を把握する
  3. 職務経歴書の基本構成と書き方
    1. 冒頭(氏名・連絡先)
    2. 職務要約(2〜4行でキャリアをまとめる)
    3. 職務経歴(会社名・期間・業務内容・実績)
    4. 活かせるスキル・資格
    5. 自己PR
  4. 【経験者向け】職務経歴書の書き方とサンプル
    1. 成果を数字で示すポイント
    2. 役割やプロジェクトのアピール方法
    3. 職務要約で即戦力を伝えるコツ
    4. 経験者サンプル向けの職務経歴書サンプル文言
      1. 営業職へ転職サンプル
      2. 事務職への転職サンプル
      3. ITエンジニア転職サンプル
  5. 【未経験者向け】職務経歴書の書き方とサンプル
    1. 未経験分野への挑戦で重視すべきこと
    2. 前職経験の活かし方(共通スキルの抽出)
    3. 学習意欲・ポテンシャルを伝える方法
    4. 未経験者サンプル(異業種転職例)
      1. 販売職→事務職への転職サンプル
      2. 飲食業→Webマーケティング職への転職サンプル
  6. 職務経歴書でよくあるNG例と改善ポイント
    1. 抽象的すぎて伝わらない職務経歴書
    2. 実績が数字で示されていない
    3. フォーマットやレイアウトの乱れ
    4. 誤字脱字や余計な装飾
  7. 書類選考に通過するためのチェックリスト
    1. 企業ごとにカスタマイズする
    2. 読みやすさを意識したフォントとレイアウト
    3. 提出形式(PDF・Word)の注意点
  8. まとめ
  9. 最後に

職務経歴書とは?履歴書との違いを知ろう

職務経歴書

職務経歴書の役割

職務経歴書は、これまでのキャリアを詳細に記載し、あなたの「仕事力」を可視化する書類です。具体的には、携わった業務内容、達成した成果、培ったスキル、そしてそれらを次の職場でどう活かせるかを伝えます。

企業側は職務経歴書を通じて、候補者の実務能力、問題解決力、成長性を評価します。
特に中途採用では即戦力が求められるため、職務経歴書の完成度が選考結果に直結します。

履歴書との違い

履歴書と職務経歴書は、それぞれ異なる目的を持つ書類です。
履歴書は氏名、住所、学歴、職歴などの基本情報を定型フォーマットでまとめたもので、
主に「あなたが誰か」を確認するために使われます。

一方、職務経歴書は自由形式で、業務内容や実績を詳しく記載します。
「何をしてきたか」「何ができるか」を具体的に伝えるための書類であり、あなたの専門性とビジネスパーソンとしての価値を示す重要なツールです。

職務経歴書と履歴書の違い
  • 履歴書=あなたの基本情報を紹介するためのツール
  • 職務経歴書=前職での実績やスキルを詳しく紹介するためのツール

主なフォーマット(編年体式・逆編年体式・キャリア式)

職務経歴書には主に3つのフォーマットがあります。
編年体式は、古い職歴から時系列で記載する形式で、キャリアの流れを伝えやすく、転職回数が少ない方に適しています。

逆編年体式は、最新の職歴から過去に遡る形式です。
直近の経験が最も評価されるため、現在最も一般的な形式であり、採用担当者も見慣れているため推奨されます。

キャリア式は、職務内容やプロジェクトごとにまとめる形式で、専門性や特定のスキルを強調したい場合に有効です。
ただし時系列が不明瞭になりやすいため、使用する際は注意が必要です。

同業他社に転職であれば「逆編年体式」
他業他社に転職は「キャリア式」の方が自分のアピールポイントを伝えやすくなります・

職務経歴書を書く前に準備すること

キャリアとスキルを整理する

職務経歴書を書き始める前に、まずは自分のキャリアを棚卸ししましょう。
これまで在籍した企業、担当した業務、関わったプロジェクト、使用したツールやシステムをリストアップします。

次に、各業務で得られた成果を具体的に振り返ります。
売上増加、業務効率化、顧客満足度向上など、数字で表せる実績があれば必ずメモしておきましょう。
この準備作業が、説得力のある職務経歴書を作る土台となります。

転職目的を明確にする

なぜ転職したいのか、次の職場で何を実現したいのかを言語化することが重要です。
キャリアアップ、専門性の深化、ワークライフバランスの改善など、目的が明確になると、職務経歴書でアピールすべきポイントも自ずと見えてきます。

転職目的が明確であれば、職務要約や自己PRで一貫したメッセージを伝えることができ、採用担当者に「この人は何を目指しているのか」が伝わりやすくなります。

企業が求める人材を把握する

応募先企業の求人票や企業サイトを熟読し、どのような人材を求めているかを分析しましょう。
必須スキル、歓迎スキル、求める人物像などから、企業のニーズを正確に把握します。

その上で、自分の経験やスキルの中から、企業が求めるものと合致する部分を抽出します。
職務経歴書は「企業が欲しい人材像」に対する「あなたの回答」という構造で書くことで、選考通過率が大きく向上します。

職務経歴書の基本構成と書き方

冒頭(氏名・連絡先)

職務経歴書の冒頭には、、日付、氏名、電話番号、メールアドレスを明記します。
書類の最上部右に日付、氏名を配置、その下に連絡先を記載するのが一般的です。

日付は作成日ではなく、提出日または提出予定日を記載します。
メールアドレスは必ずパソコンからもスマートフォンからも確認できるものを使用し、企業からの連絡を見逃さないよう注意しましょう。

冒頭の注意点
  • 連絡はすぐに確認できるものを使用する

職務要約(2〜4行でキャリアをまとめる)

職務要約は、あなたのキャリアの全体像を端的に伝える重要なセクションです。
採用担当者が最初に目を通す部分であり、この2〜4行で興味を持ってもらえるかが決まります。

経験年数、業界・職種、主な実績や専門性を簡潔にまとめます

例えば「SEO施策により自然検索流入を前年比180%増加させた実績。IT業界で7年間、Webマーケティングに従事」といった具合です。

この時に、結果を先に伝えたほうがインパクトがあり、担当者へあなたの実績が伝わりやすくなります。

また、抽象的な表現は避け、具体性を持たせることがポイントです。

職務概要を書く時の注意点
  • 実績は抽象的な表現は避け具体化する
  • 経歴よりも先に実績を伝える

職務経歴(会社名・期間・業務内容・実績)

職務経歴は職務経歴書の中核となる部分です。
各社ごとに、会社名、在籍期間、事業内容、資本金、従業員数などの企業情報を記載した後、自分の所属部署、役職、業務内容を詳述します。

業務内容は箇条書きで整理し、

  • 「何を」
  • 「どのように」
  • 「どんな成果を出したか」が明確に伝わるよう記載します。

特に実績部分では、数字を用いた定量的な表現を心がけましょう。
「売上を増加させた」ではなく「売上を前年比120%増加させた」と書くことで説得力が格段に上がります。

職務経歴部を書く時の注意点
  • 5W1Hを意識して明確に伝える
  • 事実ベースで具体的に書く

活かせるスキル・資格

これまでの業務で身につけたスキルを体系的にまとめます。
専門スキル(例:プログラミング言語、業務システム、分析ツール)、
ビジネススキル(例:プロジェクトマネジメント、プレゼンテーション、交渉力)、語学力などを明記します。

資格は正式名称で記載し、取得年月も併記します。
応募職種に関連する資格は特に目立つよう配置しましょう。
また、現在取得に向けて学習中の資格があれば、それも記載することで学習意欲をアピールできます。

スキルや資格を書くときの注意点
  • 資格は習得年月も記載する
  • 資格の略称はNG
  • 資格がないものでも具体的に「何が」「どこまで」できるのかを記載する
  • 現在学習中のものがあれば記載する

自己PR

自己PRでは、あなたの強みと応募企業でどう貢献できるかを具体的に伝えます。
職務経歴の羅列だけでは伝わらない、あなたの仕事観、大切にしている価値観、問題解決へのアプローチ方法などを記載します。

効果的な自己PRは、抽象的な自画自賛ではなく、具体的なエピソードに基づいています。

例えば、「私は粘り強い性格です。」ではなく、
「困難なプロジェクトで3ヶ月間試行錯誤を重ね、最終的にクライアントから高評価を得た経験があります」というように、事実ベースで語ることが重要です。

自己PRを書く時注意点
  • 抽象的な言葉ではなく、事実ベースで具体的なことも語る
  • 他にも伝えたい価値観や仕事に対する思いなども記載OK

【経験者向け】職務経歴書の書き方とサンプル

成果を数字で示すポイント

経験者の職務経歴書で最も重視されるのが「定量的な成果」です。

売上、利益、コスト削減額、処理件数、顧客数、プロジェクト規模など、あらゆる実績を数字で表現しましょう。

数字は比較があってこそ価値が伝わります。
「売上3000万円達成」よりも「前年比150%、売上3000万円達成」の方が成果の大きさが明確です。

パーセンテージ、前年比、目標達成率などを併記することで、あなたの貢献度が一目で伝わります。

役割やプロジェクトのアピール方法

単なる業務遂行者ではなく、プロジェクトでどのような役割を担い、どんな価値を創出したかを明確にします。

リーダーとしてチームを牽引したのか、専門家として技術的な課題を解決したのか、具体的な役割を記載します。

大規模プロジェクトの経験は特に評価されます。

プロジェクト名、期間、予算規模、チーム構成、あなたの役割、成果を体系的に記載することで、マネジメント能力やチームワーク、遂行力をアピールできます。

職務要約で即戦力を伝えるコツ

経験者の職務要約では、「即戦力性」を前面に出すことが重要です。

応募職種に直結する経験年数、専門分野、代表的な実績を冒頭に配置し、
「この人は入社後すぐに活躍できる」と思わせる構成にします。

例えば営業職なら「新規開拓営業7年、年間売上目標を5年連続達成。最大で前年比200%を記録」といった具合です。

企業が求める人材像と自分の強みが一致していることを、最初の数行で示しましょう。

次から実際のサンプルの文言をご紹介します。

経験者サンプル向けの職務経歴書サンプル文言

ここでは、営業職・事務職・ITエンジニアの職種に転職するときのサンプルをご紹介します。

営業職へ転職サンプル

職務要約 
法人向けIT営業として6年間従事。新規顧客開拓を中心に、年間売上目標を毎年達成。
特に中小企業向けクラウドサービスの提案に強みを持ち、2023年度は前年比180%の売上を達成しました。

職務経歴 
株式会社〇〇(2018年4月〜現在)
・事業内容:クラウドサービスの開発・販売 ・資本金:5億円、従業員数:300名 ・配属:営業本部 第二営業部

【業務内容】

  • 中小企業向けクラウドサービスの新規開拓営業
  • 月平均40社へのアプローチ、商談実施
  • 既存顧客への追加提案およびアップセル活動
  • 営業チーム5名のマネジメント(2022年〜)

【実績】

  • 2023年度売上:5,400万円(前年比180%、目標達成率150%)
  • 新規契約社数:年間48社(部門トップ)
  • 顧客継続率:95%を維持
  • 営業チームを2年で売上30%増加に導く

事務職への転職サンプル

職務要約 
総務・人事事務として5年間、採用業務、勤怠管理、福利厚生の運用を担当。
業務効率化により月間作業時間を20時間削減し、部門全体の生産性向上に貢献しました。

職務経歴 
株式会社△△(2019年4月〜現在) ・事業内容:産業資材の輸入・販売 ・従業員数:150名

【業務内容】

  • 新卒・中途採用の募集から内定までの進行管理
  • 勤怠管理システムの運用、給与計算補助
  • 社会保険手続き、福利厚生制度の運営
  • 社内イベント企画・運営

【実績】

  • 採用管理システム導入を主導し、選考進捗の可視化を実現
  • 勤怠管理業務の効率化により月間20時間の工数削減
  • 新卒採用において応募数を前年比140%に増加
  • 社内満足度調査で総務部門評価を4.2/5.0に向上

ITエンジニア転職サンプル

職務要約 
Webアプリケーション開発エンジニアとして4年間、バックエンド開発を中心に従事。
Ruby on Rails、AWS環境での開発経験が豊富で、APIの設計・実装から運用改善まで一貫して担当してきました。

職務経歴
株式会社□□(2020年4月〜現在) ・事業内容:Webサービスの企画・開発・運営 ・従業員数:80名

【業務内容】

  • 自社ECサイトのバックエンド開発・保守運用
  • RESTful APIの設計・実装
  • データベース設計、パフォーマンスチューニング
  • AWSインフラの構築・運用(EC2、RDS、S3)

【開発環境・使用技術】

  • 言語:Ruby、Python、JavaScript
  • フレームワーク:Ruby on Rails、React
  • DB:PostgreSQL、Redis
  • インフラ:AWS、Docker、GitHub Actions

【実績】

  • API応答速度を平均500ms→150msに改善
  • データベースクエリ最適化により処理時間を70%削減
  • 決済システムのリプレイスをリードし、安定稼働を実現
  • コードレビュー文化の定着により不具合発生率を40%削減

【未経験者向け】職務経歴書の書き方とサンプル

未経験分野への挑戦で重視すべきこと

未経験職種への転職では、「これまでの実績」よりも「これからの可能性」を伝えることが重要です。
企業は未経験者に即戦力を求めていませんが、学習意欲、適応力、そして前職で培った汎用的なスキルを評価します。

未経験であることを弱みと捉えず、
「新しい環境で成長したい」という前向きな姿勢と、
「前職の経験を新しいフィールドで活かせる」という具体的なビジョンを示すことで、
採用担当者の心を動かすことができます。

前職経験の活かし方(共通スキルの抽出)

業種や職種が変わっても、多くのビジネススキルは共通して活用できます。
コミュニケーション能力、問題解決力、タイムマネジメント、チームワーク、プレゼンテーション力などは、どの職種でも求められる基礎スキルです。

共通のビジネススキル
  • コミュニケーション能力
  • 問題解決力
  • タイムマネジメント
  • チームワーク
  • プレゼンテーション力

前職での経験を「その職種固有のもの」と狭く捉えず、「ビジネス全般で通用するスキル」として抽出し直しましょう。
例えば営業経験者がマーケティング職に転職する場合、
「顧客課題のヒアリング力」「データに基づく提案力」といった共通スキルをアピールすることで、未経験のハンデを埋めることができます。

学習意欲・ポテンシャルを伝える方法

未経験者が最も強調すべきは「学習意欲」です。
独学での勉強、資格取得への挑戦、オンライン講座の受講など、応募職種に関連する学習を始めていることを具体的に示しましょう。

「興味があります」という言葉だけでは不十分です。
「Webデザインに興味を持ち、Udemyで3コース修了、ポートフォリオサイトを自作しました」というように、行動に移している事実を示すことで、本気度が伝わります。
企業は「教えれば伸びる人材」を求めているのです。

未経験者サンプル(異業種転職例)

販売職→事務職への転職サンプル

職務要約
アパレル販売として3年間、接客・在庫管理・売上分析に従事してきました。
日々の売上データ管理や顧客情報の整理を通じて、PCスキルとデータ処理能力を磨き、事務職への転身を目指しています。
Excel、Wordの実務活用に加え、簿記3級を取得し、経理事務の基礎知識も習得しました。

職務経歴
株式会社◇◇(2021年4月〜現在) ・事業内容:婦人服の企画・販売 ・配属:◇◇店 販売スタッフ

【業務内容】

  • 接客販売、レジ業務、商品陳列
  • 在庫管理、発注業務
  • 日次・月次売上報告書の作成
  • 顧客データの入力・管理
  • 新人スタッフの教育・指導

【実績】

  • 個人売上目標を3年連続達成(平均達成率115%)
  • 顧客リピート率を前年比20%向上
  • Excelでの売上分析レポート作成により、店長の意思決定をサポート
  • 在庫管理の効率化により棚卸時間を30%削減

活かせるスキル

  • Microsoft Office:Excel(関数、ピボットテーブル)、Word、PowerPoint
  • 顧客対応力:年間延べ5,000名以上の接客経験
  • データ管理:POSシステムでの売上・在庫データ入力・分析
  • 資格:日商簿記3級(2024年6月取得)

自己PR 
販売職で培った顧客対応力とデータ管理経験を活かし、事務職として貢献したいと考えています。
日々の売上管理や在庫データの整理を通じて、正確性とスピードを重視した業務遂行を心がけてきました。
簿記3級の学習により経理の基礎も習得し、幅広い事務業務に対応できる準備を整えています。
丁寧なコミュニケーションと細やかな気配りで、チームに貢献します。


飲食業→Webマーケティング職への転職サンプル

職務要約
飲食店店長として5年間、店舗運営・スタッフマネジメント・集客施策に従事。
SNS運用により来店客数を前年比130%に増加させた経験から、デジタルマーケティングに強い関心を持ち、Google Analytics、Googleデジタルマーケティング認定資格を取得しました。

職務経歴 
株式会社●●(2019年4月〜現在) ・事業内容:飲食店チェーンの経営 ・配属:●●店 店長

【業務内容】

  • 店舗全体のマネジメント(スタッフ15名)
  • 売上・利益管理、シフト作成
  • Instagram、Googleビジネスプロフィールでの情報発信
  • 地域イベントへの出店企画・実行
  • 新メニュー開発、季節キャンペーンの企画

【実績】

  • Instagram運用により来店客数を前年比130%に増加
  • 平均客単価を工夫したメニュー提案で15%向上
  • 地域イベント出店により新規顧客を月平均50名獲得
  • スタッフ育成により離職率を業界平均以下に抑制

マーケティング学習実績

  • Googleデジタルマーケティング基礎認定資格 取得
  • Webマーケティング講座(Udemy)3コース修了
  • 個人ブログ運営(6ヶ月、月間PV3,000達成)
  • Google Analytics、Search Consoleの基本操作習得

自己PR
飲食業で培った「顧客視点でのサービス設計力」と「データに基づく改善力」を、Webマーケティング分野で活かしたいと考えています。
Instagram運用では、投稿時間の分析やハッシュタグ戦略により、エンゲージメント率を継続的に向上させてきました。
独学でGoogleアナリティクスやSEOの基礎を学び、実際に個人ブログでPV数を伸ばした経験もあります。
未経験ではありますが、学習意欲と実行力でキャッチアップし、貴社のマーケティング施策に貢献します。

職務経歴書でよくあるNG例と改善ポイント

抽象的すぎて伝わらない職務経歴書

「様々な業務を担当しました」
「チームに貢献しました」
「顧客満足度向上に努めました」

といった抽象的な表現は、採用担当者に何も伝わりません
なにもの伝わらないどころか、あなた自身のことが言語化できていないと判断されることもあります。

そのため、具体性を欠いた職務経歴書は、記憶に残らず選考から漏れてしまいます。

改善するには、「何を」「どのように」「どんな成果」という三要素を必ず含めることです。
「20社の新規顧客開拓に成功し、年間売上2,000万円を達成」というように、行動と結果を明確に記載しましょう。

実績が数字で示されていない

「売上を大きく伸ばした」
「業務を効率化した」

という表現では、その成果の大きさが伝わりません。
同じ「売上を伸ばした」でも、10%なのか300%なのかで評価は大きく変わります。

可能な限り数字で表現する習慣をつけましょう。
金額、率、件数、人数、期間などを使って定量化します。
「業務効率化により月間作業時間を30時間削減」
「顧客満足度スコアを3.8から4.5に向上」など、数字があるだけで説得力が格段に増します。

フォーマットやレイアウトの乱れ

フォントサイズがバラバラ、行間が不自然、余白が偏っているなど、レイアウトが乱れた職務経歴書は読みにくく、それだけでマイナス評価につながります。

ビジネス文書としての基本的な体裁が整っていないことは、仕事の丁寧さにも疑問を持たれかねません。

フォントは明朝体またはゴシック体で統一し、サイズは本文10.5〜11pt、見出しは12〜14ptが適切です。
行間は1.5行程度、余白は上下左右20〜30mmを確保し、読みやすさを最優先にレイアウトしましょう。

誤字脱字や余計な装飾

誤字脱字は「注意力が足りない」という印象を与え、致命的なマイナスポイントになります。
提出前には必ず複数回読み返し、できれば第三者にもチェックしてもらいましょう。
特に会社名、数字、日付は念入りに確認します。

また、カラフルな文字色、過度な太字、不必要な罫線など、装飾過多な職務経歴書も避けるべきです。
シンプルで読みやすいことが最も重要であり、装飾は内容の価値を高めません。
黒字を基本とし、強調したい部分のみ太字を使う程度に留めましょう。

書類選考に通過するためのチェックリスト

企業ごとにカスタマイズする

同じ内容の職務経歴書を複数の企業に使い回すのは、選考通過率を大きく下げる原因になります。
企業によって求める人材像、重視するスキル、企業文化は異なるため、それぞれに合わせたカスタマイズが必須です。

求人票を熟読し、求められているスキルや経験に合致する部分を強調します。
職務要約、自己PR、活かせるスキルの部分は特に企業ごとに書き換え、
「この企業のために作成した」ことが伝わる内容にしましょう。

手間はかかりますが、この一手間が選考突破の鍵となります。

読みやすさを意識したフォントとレイアウト

採用担当者は一日に何十枚もの職務経歴書に目を通します。
パッと見て読みやすく、情報が整理されている書類は、それだけで好印象を与えます。

フォントは読みやすさを重視し、本文は10.5〜11pt、見出しは太字で12〜14ptに設定します。
行間は詰め過ぎず、1.2〜1.5行程度を確保しましょう。
箇条書きを活用して情報を整理し、重要なポイントは太字や下線で適度に強調します。
ただし強調は最小限に留め、全体の統一感を保つことが大切です。

A4用紙2〜3枚程度が理想的な分量です。
1枚では経験が浅い印象を与え、4枚以上は読む負担が大きくなります。
適切な情報量で、簡潔かつ網羅的にまとめることを心がけましょう。

提出形式(PDF・Word)の注意点

企業から指定がない限り、職務経歴書はPDF形式で提出するのが一般的です。
PDFは閲覧環境によるレイアウト崩れがなく、編集もされないため、意図した通りの見た目で採用担当者に届きます。

Word形式での提出を求められた場合は、ファイル名に氏名と書類名を含めましょう。
例えば「職務経歴書_山田太郎.docx」とすることで、企業側の管理がしやすくなります。

ファイルを送信する前に、必ず自分で開いて最終確認を行います。
文字化け、画像の欠落、ページずれがないかをチェックし、万全の状態で提出しましょう。メール本文にも簡単な挨拶文を添え、ビジネスマナーを守ることも忘れずに。

まとめ

経験者は「成果と即戦力」を重視

経験者の職務経歴書で最も重要なのは、「入社後すぐに活躍できる」という確信を採用担当者に与えることです。

経験者が職務経歴書を書く時のポイント
  • 業務で達成した具体的な成果を数字
  • 応募企業が求めるスキルや経験と自分の強みが合致していること明確に伝える
  • 職務要約では即戦力性を端的にアピール
  • 職務経歴では定量的な実績を丁寧に記載

「何ができるか」だけでなく「どのレベルでできるか」を示すことで、企業はあなたの価値を正確に評価できます。

抽象的な表現を避け、常に具体的な事実とデータで語ることを心がけましょう。

未経験者は「強みの転用とポテンシャル」を重視

未経験者が職務経歴書を書く時のポイント
  • 前職で培ったスキルを新しいフィールドでどう活かせるかを明確に示す
  • 汎用的なポータブルスキルを中心に伝える
  • 学習意欲と行動力を具体的に示すこと

未経験であっても
「本気で転職を考えている」
「入社後も成長し続ける人材だ」

という印象を与えることが未経験のから転職を成功させる重要な要素になります。
未経験であることを弱みではなく、新しい可能性として前向きに伝えましょう。

本記事で紹介したサンプルは、あくまで参考例です。
そのままコピーするのではなく、あなた自身の経験、強み、目指すキャリアに合わせてカスタマイズすることが大切です。

最後に

職務経歴書は「あなたという商品」のプレゼン資料です。

企業が抱える課題に対して、あなたがどのような価値を提供できるかを明確に示す書類として作成しましょう。
丁寧に作り込まれた職務経歴書は、書類選考の通過率を高めるだけでなく、面接での自己PRの土台にもなります。

転職は人生の大きな転機です。
本記事の内容を参考に、自信を持って提出できる職務経歴書を完成させ、理想のキャリアへの第一歩を踏み出してください。

あなたの転職活動が成功することを心より願っています。

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