SEO対策を考える際に、URLの構成は意外と見落とされがちですが、検索エンジンにとって重要な要素のひとつです。
特に日本語サイトでは、「日本語URL」を使うか「ローマ字URL(英語URL)」を使うか悩む方もいるのではないでしょうか?
結論をいうと、日本語のURLの方がデメリットが多く、基本的にはローマ字(英語)のURLの方か便利です。
しかし、SEO的にはどちらを使ってもあまり違いはないと言われています。
今回は、なぜSEO的に日本語が問題がないかという理由と、日本語URLのデメリット・メリットを併せてお伝えします。
- ブログ運営を考えている方
- SEOの知識を身につけたい方
- URLの決め方に悩んでいる方
URLがSEOに与える影響
まず、URLがSEOに与える影響についてお伝えします。
URLは、検索エンジンとユーザーの双方にとって重要な要素です。
以下の3つのポイントがSEOに影響を与えています。
- URLのわかりやすさ
- ユーザーがURLを見て、ページの内容を想像できるか。
- Googleも意味のある単語を含むURLを好む。
- URLのシンプルさ
- 長すぎるURLは評価が下がる可能性がある。
- 短く簡潔にすることで、ユーザーのクリック率が向上する。
- キーワードの含有
- URL内に適切なキーワードを含めると、SEO評価が向上する可能性がある。
この3つの点を踏まえると、日本人にとってはSEO的には日本語でもなんの問題もないということがわかると思います。
日本語は日本人にとっては一番馴染みのある文字であり、シンプルに効果的に読者にどういう記事なのか伝わりやすいため、SEOの観点では問題ありません。
しかし、現在日本語のURLで運営しているサイトは少ないですよ?
これには、日本語URLならではのデメリットがあります。
日本語URLのメリットとデメリット
企業サイトでは、日本語URLで運営をされている企業を見かけることは少ないですよ?
(私の知っている限りはありません。)
これには、5つのデメリットがあるため基本的に英語(ローマ字)でURLになっています。
日本語URLの5つのデメリット
日本語のURLには以下のような5つのデメリットがあります。
- エンコードされるとURLが長くなる
- サーバー環境によっては対応していないことがある
- SNSやメールでの共有時に見づらい
- 日本語圏以外では意味がない
- リンクが適切に配置できないなどの不具合が起きやすい
特に、個人や小さくブログやサイトを運営していくことを考えている方に重要になるのが
『リンクが適切に配置できないこと』です。
有益な記事を書いて、XなどのSNSで共有しようとしても、記事のURLは適切に反映されず、記事までユーザーがたどり着くことができません。
そういった点は、日本語URLの最大のデメリットと言えます。
しかし、WordPressで記事を書いているとタイトルがそのままURLになっている記事を見かけることがあります。
なぜ、日本語のURLにしているのか疑問に思ったことはありませんか?
その理由は日本語URLのメリットにあります。
日本語URLのメリット
日本語URLのメリットは大きく3つのメリットがあります。
- ユーザーが内容を直感的に理解できる
例えば、
https://example.com/SEOの基本
というURLなら、ページの内容がSEOの基本について書かれていることが一目で分かります。 - 検索結果でのCTR(クリック率)向上
URLが日本語だと、検索結果で読者に意味が伝わりやすく、クリックされる確率が上がることがあります。 - SEO的にキーワードを強調できる
URL内にキーワードが入ることで、検索エンジンがページの内容をより正しく判断しやすくなります。
日本人をターゲットにした記事を執筆しているなら、日本語URLの方が直感的に理解することができわかりやすため、日本語URLにしている方もいらっしゃいます。
結局日本語と英語どっちのURLがいいの?
個人的には、SNSや他のブログやサイトと共有されやすい、ローマ字(英語)URLの方がメリットが大きいと思っています。
しかし、「SNSやほかのサイトから共有されなくてもいい」という方でSEOだけに特化して運営していきたいという方は日本語URLでも問題ありませんよ。
SEOに適したURLの作り方
これらを踏まえて個人的におすすめなSEOに適したURLの作り方をお伝えします。
- URLは短く、簡潔に
余計な単語を削除し、シンプルにする。
長すぎるURLは避ける(Googleの推奨は75文字以内) - ハイフン(-)で単語を区切る
例:https://example.com/seo-url-best-practice
※ アンダースコア(_)ではなく、ハイフン(-)を使うのがベスト。 - 重要なキーワードを含める
できるだけURL内に主要なキーワードを入れる。
例:https://example.com/japanese-url-seo
❌ 悪い例:https://example.com/12345
(意味不明)
✅ 良い例:https://example.com/seo-url-guide
(内容が分かりやすい)
まとめ
日本語URLは直感的に分かりやすいですが、エンコードされると長くなったり、SNS共有時に見づらくなるデメリットがあります。
SEO的にはローマ字(あるいは英語)の方が適しているため、短くシンプルなURLを心がけることが重要です。
また、URLにはキーワードを適切に含めることで、検索エンジンに最適化することができます。
SEOを意識したURL設計を行うことで、検索順位の向上やユーザーのクリック率アップにつながるので、ぜひ実践してみてください!
ほかにもマーケティングについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
コメント