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もったいない!が一番もったいない?コンコルド効果について

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こんばんにちは!
たく猫でございます。
今回は認知バイアスの一つ『コンコルド効果』について書いていきます。

コンコルド効果とは?

『コンコルド効果』とは別名『サンクコスト効果』とも言われています。
あるものへの、投資(金銭・時間・労力など)を損失になると分かっていても続けてしまう効果のことです。

コンコルド効果と名前がついている由来は、イギリスとフランスが共同で開発した超音速旅客機コンコルドからきています。
この旅客機は利益率が低く、設計の段階で赤字になると見込まれていたにも関わらず政治的な理由で開発が続けられ、完成しましたがコンコルド自体問題の墜落事故やテロによる航空業界の資産的な打撃などの影響により、2003年に幕を下ろしました。

こうした、色々な要因により、損失が出ると分かっていても投資を続けてしまう効果のことです。

コンコルド効果の事例

コンコルド効果は至る所で起こっています。
良く聞く事例は以下の通りです。

  • ギャンブル
  • 課金ゲーム
  • 投資
  • 事業

の4つがよく見かけるところです。
では順にどのようなところで働いているのか書いていきます。

  • ギャンブル
    まず、パチンコやスロット、競馬、競輪などのギャンブルです。
    言わずもがなですが、今まで使った金額を取り返そうと躍起になってギャンブルにのめり込む人がいます。こうしたところで『コンコルド効果が働いています。
  • 課金ゲーム
    次はガチャや対戦要素のある課金ゲームです。
    根本的にゲームで言うと、購入したものであれば払った分楽しもうとするところになりますし、
    また、ガチャなどの運要素があるものであっても
    『次は当たる』や『こんだけ払ったのにあたってない。次買えば当たるかも』と思うことにより働きます。
  • 投資
    投資であれば、購入した金額に比べて暴落すれば、まだ下がるかもしれないと思い売ってしまうこともあれば、反対にも購入したものの価格上がっていっている中『まだ上がるかもしれない』と思ってしまう効果のことです。
  • 事業
    最後に事業ですが、これは上記にもあるように超音速旅客機コンコルドのようなものもあれば、
    今展開中の事業の収益が芳しくなく、今までの事業期間による、今までの時間と
    今上がっている利益のことなどを考えてしまい、事業の維持や拡大をしてしまうことです。

コンコルド効果の対策方法

コンコルド効果が起こらないようにするための対応策は以下の通りです。

  • 計画を立てておく
  • 執着心を捨てる
  • ゼロベース思考
  • ブレーンを側に置いておく

の4つが対応方法になります。
順に解説していきます。

  • 計画を立てておく
    計画を立てておくと言うのは、期限を設けたり、損切りする金額を決めておくことで、
    それ以上のマイナスになることを防ぐことができます。
  • 執着心を捨てる
    お金的なものであれば、比較的人間は制限を設けることで防ぐことはできますが
    時間や労力を使ったものに関しては、『努力はいつか報われる』といった日本人の考え方により
    執着してしまいなかなか打ち切ることができない傾向にあります。
    そのため執着心を捨てることで、損切りをしましょう。

  • ゼロベース思考
    これまで行なったことを、ゼロとして白紙に戻す思考方法です。
    これまでの定義や投資をなかったことにして、これからいかにプラスにすることができるかを考える方法です。
    事業やプロジェクトの舵取りなどの時に使うことでコンコルド効果を防ぐことができます。
  • ブレーンを側に置いておく
    客観的に物事を判断できる人を決めておくことで、コンコルド効果を防ぐことができます。
    人間は一つのことに集中してしまうと周りが見えにくくなり、尖った考え方をしてしまう傾向にあります。そこで、客観的に判断できる人を側に置いておき助言を受けることで冷静な判断ができるようになります。

まとめ

今回はコンコルド効果についてでした。
投資業界などではサンクコスト効果と呼ばれています。
このサンクコストという意味は、どんな手を使っても回収できない費用のことです。
業界によって呼ばれ方は違いますが、どちらも同じ意味なので覚えておきましょう!

何かをやめないことには何かを手に入れるとができないので、
『豊かな人生』を歩みたいなら、
損失しかないという結論が出たでのあれば、まずは捨てることや逃げることから始めましょう!
では今回はこの辺で(^^)/~~~

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