感染症と聞くと大変な病気と感じる方もいるかもしれませんが、インフルエンザや風邪なども感染症の一つです。
冬になると空気の乾燥と体温の低下による免疫力の低下でウィルス性の感染症が増加します。
こうした感染症の予防方法についてまとめてみました。
この記事を参考にして健康な2025年を送ってくださいね。
感染症の予防の基本対策
感染症の予防は手洗いやマスクの着用が重要だと言われています。
手洗いの重要性
手洗いは非常に効果的な感染予防になります。
厚生労働省のデータによれば、流水で手洗いする人とハンドソープを使って手洗いをした場合だと、100分の1程度になることがわかっています。
手洗いの方法 | 残存ウイルス数 (残存率)* |
---|---|
手洗いなし | 約1,000,000個 |
流水で15秒手洗い | 約10,000個 (約1%) |
ハンドソープで10秒または30秒もみ洗い後、流水 で15秒すすぎ | 数百個 (約0.01%) |
ハンドソープで60秒もみ洗い後、流水で15秒すす ぎ | 数十個 (約0.001%) |
ハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すす ぎを2回繰り返す | 約数個 (約0.0001%) |
- 水で手を濡らし、石けんをつける。
- 手のひら、手の甲、指の間、指先、親指、手首までしっかり洗う。
- 流水で15秒以上すすぐ。
- もう一度、一から繰り返す。
- 清潔なタオルやペーパータオルで拭く。
マスクの着用方法
完全に防げる訳ではありませんが、飛沫感染を防ぐため、マスクの使用は非常に効果的です。
アメリカのマサチューセッツ州の研究では、マスクの着用義務を解除した学校とそうでない学校を比較した時にマスク着用義務を解除した学校では、95%増えたと報告がされています。
この論文では、10%マスクの着用率が上がると、流行を3.5倍制御しやすくなると語られています。
- 正しい着け方:鼻と口をしっかり覆い、隙間を作らない。
- 交換タイミング:一度外したマスクは再利用しない。湿った場合はすぐ交換。
健康管理で免疫力アップ
風邪を予防するためには、健康管理も大切です。
栄養を蓄えたり、血行を良くしたりして免疫力を高めることが重要になります。
食事の工夫
免疫力を高める栄養素を積極的に摂取しましょう。
- ビタミンを多く含む食品(オレンジ、キウイ、ブロッコリー)
- 発酵食品(ヨーグルト、納豆)で腸内環境を整える
- 良質なタンパク質(鶏肉、魚、豆類)を摂取して体力を維持
現代社会でも、ビタミンが足りていない生活をしている方が多いです。
ビタミンは水溶性の物と脂溶性の物があり、脂溶性は蓄えることができるが、水溶性のビタミンは体に蓄えることができないので、毎日摂取する必要があります。
これを踏まえて、毎日フルーツを食べている方がどれぐらいいるのか調べてみると・・・
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少ないのです。
他にも現代社会では、良質なタンパク質を摂取している方も少ないのではないかなと思います。
ただ、今は物価の上昇で躊躇してしまう方もいるのだと思います。
そういう方には、ビタミン剤で乗り切りましょう。
撮りすぎると問題ですが、規定量を守って摂取することで、ビタミンを摂らないよりは健康に過ごすことができます。
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私自身、貧血気味でしたが、亜鉛や鉄分のサプリメントを摂ることで改善することができました。
疲れやすいと思う方や、風邪が治りにくい(引きやすい)という方は騙されたと思って1ヶ月だけ試してみてください。
運動の習慣化
適度な運動は体調管理に効果的です。
1日30分のウォーキングやストレッチを習慣化することで、免疫機能が向上することが知られています。
ただ、ここで注意してほしいのが、筋トレなどの負荷がかかりすぎる運動や長時間の運動だと、免疫機能が下がることが知られています。
睡眠の質を高める方法
質の良い睡眠は、体力を回復させ、病気への抵抗力を高めることが知られています。
アメリカで行われた研究では、睡眠時間が5時間未満の人は風邪の発症リスクが7時間以上の睡眠と比べて4.5倍高かったという結果が出ていたりします。
ここで注意してほしいのが、睡眠時間を増やすではなく、睡眠の質を向上させることが大切だということです。
ここではざっと、睡眠の質を高めるためのポイントをお伝えします。
- 規則正しい生活をする
- 朝日を浴びる
- 夕食は就寝の3時間前
- 就寝の1時間前からスマホやPCの操作を控える
- 温度や湿度管理をする
- マットや枕を自分に合ったものにする
- 運動習慣を取り入れる
- 嫌な思い出をベッドに持って行かないようにする
ワクチンや薬の重要性
ワクチンや抗生物質などの薬は、感染や重症化のリスクを軽減する効果があります。
特に、高齢者や持病のある方は早めの接種が推奨されます。
個人的にはあまりお勧めしませんが、感染症になってしまった場合は、早く治して健康になれるように早めに病院に行くようにしましょう。
ただ、薬には副作用がでることもあるため、その点には注意しましょう。
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私は一本めのコロナのワクチンを摂取した時に倒れました。
その一週間後にコロナに感染したこともあります。
ワクチンは予防に効果はありますが、完全に防ぐことはできないことを覚えておきましょう。
日常生活でできる予防策
日常的におこなうといい予防法を2つお伝えします。
室内環境を整える
乾燥を防ぐために加湿器を使用し、湿度を50~60%に保つと効果的です。
また、空気清浄機で空気中のウイルスやホコリを除去することも推奨されます。
他にも、ウィルスは埃のなかで生きることができるものもいるため、毎日の掃除も効果的です。
外出時の注意点
外出時には人混みを避け、帰宅後は必ず手洗いとうがいを行うことで感染する確率を下げることができます。
また、除菌シートなどを携帯し、こまめに手指を清潔に保つことも重要です。
頻繁に消毒してしまうと、役に立つ菌が減ってしまったり、手荒れの原因にもなるため、適度にすることを心がけましょう。
もし感染してしまったら
インフルエンザの症状が出た場合、早めに医療機関を受診しましょう。
特に以下の症状がある場合は注意が必要です:
- 高熱が続く
- 強い倦怠感や呼吸困難
- 肩こりがある
- 頭痛がする
- 物をよく落とす
- 眩暈がする
感染を広げないためにも、症状がある間は出勤や通学を控え、安静に過ごしてください。
ただの風と思っていても、場合によっては亡くなってしまうことがあるため、早めに受診しましょう。
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私の知り合いは、風邪の菌がリンパに乗って頭までいき、半身麻痺のあと、意識不明になり、そのまま亡くなっています。
たかが風邪と言って甘くみないことが大切です。
おすすめの予防アイテム一覧
ここではおすすめのアイテムの一部をご紹介します。
- 不織布マスク(ウイルスをしっかりブロック)
- アルコール消毒液(携帯用がおすすめ)
- 加湿器(乾燥を防ぎ、のどを保護)
- ビタミン剤(不足しがちな栄養を補給)
他にもいろいろあるのでこちらの『感染予防のおすすめアイテム10選』を参考にしてみてください。
まとめ
風邪やインフルエンザなどの感染症は、日常的な予防策を取り入れることで大幅に感染リスクを減らすことができます。
健康な冬を過ごすために、できることから始めてみましょう。
この記事を書くために各種論文や以下の書籍を参考にしていますので、詳しく知りたい方はぜひ読んでみてくださいね。
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