アロマオイル(精油)は、リラックスやリフレッシュに役立つ自然の恵みですが、誤った使い方をすると肌トラブルや体調不良を引き起こす原因になります。
今回は、アロマを安全に楽しむために、基本的な注意点をご紹介します。
- アロマを楽しみたい方
- アロマの危険性や注意点を知っておきたい方
アロマオイルを使う際の基本的な注意点
アロマを使う際には以下のような注意点があります。
- 原液を直接肌に塗らない
- 飲用しない・口に入れない
- 妊娠中や子供への使用は慎重にする
- 持病やアレルギーがある場合には注意する
① 原液を直接肌に塗らない
精油は非常に濃縮された成分が含まれているため、直接肌に塗ると刺激が強く、かぶれや炎症を引き起こす可能性があります。
必ずキャリアオイル(ホホバオイル、スイートアーモンドオイルなど)などで希釈して使用しましょう。
キャリアオイルについて知りたい方はこちらをご覧ください。
② 飲用しない・口に入れない
アロマオイルは食品ではなく、基本的に飲用はNGです。
誤って口に入れると、中毒や消化器系のトラブルを引き起こすことがあります。
特に小さな子どもがいる家庭では、誤飲を防ぐために手の届かない場所に保管しましょう。
③ 妊娠中・子供への使用は慎重に
妊娠中の女性や乳幼児は、アロマオイルの影響を受けやすいため、使用には十分注意が必要です。
妊娠中に避けるべきアロマとして、ローズマリー、ラベンダー、ユーカリなど数多くのアロマが挙げられます。
もし妊娠期間中にアロマを使用したいのであれば、産婦人科でご相談ください。
また、乳幼児には、特に濃度を低くするか、ディフューザーを使う際は部屋をよく換気するようにしましょう。
④ 持病やアレルギーがある場合の注意
高血圧の方はローズマリーやタイム、てんかんの方はフェンネルやユーカリの使用を避けるなど、持病に応じた注意が必要です。
また、アレルギー体質の方は、事前にパッチテストを行ってから使用するのがおすすめです。
ここに挙げられている以外にも根本的に、植物の濃厚なエキスで作られているため、使用料や希釈率には注意して使うようにしましょう。
次は使用環境の注意点についてお伝えします。
アロマの使用環境に関する注意点
① 適度に換気をしながら使用する
アロマは、空気中に揮発させて使うことが最も簡単に楽しめる方法です。
そのため、知らずのうちに室内の濃度が濃くなってしまっていることもあります。
ディフューザーやアロマスプレーを使う際は、適度に換気したり、使用時間を決めて使用しましょう。
(ディフューザーやアロマランプであれば30〜40分程度が一般的)
また、狭い空間で長時間使用すると、香りが強くなりすぎて頭痛やめまいの原因になることがあります。
② ペットがいる環境では注意
アロマは全体的に、ペットなどの小さな生き物にとっては成分が濃すぎて有害であることが多いです。
特に一部のアロマ(ティートゥリー、ユーカリ、柑橘系のオイルなど)は、犬や猫にとって有毒な成分が含まれています。
ペットがいる部屋で使用する場合は、精油を薄めたりして使い、ペットの様子を観察しながら慎重に使うようにしましょう。
③ 火気に注意
アロマはよく睡眠時に使うことが多かったり、リラックスしてしまいそのまま寝落ちしてしまうこともあります。
そうなると、アロマキャンドルやアロマランプを使用する際は、火の取り扱いに注意が必要です。
就寝前に使用する場合は、火を使わないディフューザーやアロマストーンを活用するのもおすすめです。
ここまでは使用方法による注意点でした。
この他にも柑橘系のアロマには、光毒性といって紫外線に触れるとシミや肌荒れの原因になってしまう可能性があるため、柑橘系のアロマが使われたものを肌に使う時には夜に使用するようにしましょう。
次はアロマの保管方法の注意点をお伝えします。
アロマの保管方法
① 直射日光・高温多湿を避ける
精油は光や熱で劣化しやすいため、冷暗所に保管しましょう。
特に遮光瓶に入ったものを選び、直射日光の当たる場所には置かないようにしましょう。
② 開封後の使用期限を守る
精油は種類によって使用期限が異なります。
例えば、柑橘系(レモン、オレンジなど)は半年〜1年以内、樹木系(ローズマリー、サンダルウッドなど)は3年程度が目安とされています。
期限を過ぎた精油は、香りが変質していたり、肌トラブルの原因になったりすることがあるため、早めに使い切るようにしましょう。
まとめ
アロマオイルは正しく使えば、リラックスや健康維持に役立つ素晴らしいアイテムですが、使い方を誤るとリスクも伴います。
- 原液を直接肌に塗らない
- 飲用しない
- 妊娠中や持病がある場合は注意
- 換気をしながら使用する
- 適切に保管し、使用期限を守る
これらのポイントを守りながら、安全にアロマを楽しみましょう!
他にもアロマの種類や楽しみ方を知りたい方はこちらをご覧ください。
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