どうもたく猫です。
今年に入って発表されたニュースで、『ラーメン屋の倒産が急増したニュース』や『塾の倒産』『タクシー業の82社が倒産したニュース』など、
新年早々倒産したニュースが溢れています。
東京商工リサーチによると、2024年の11月までに倒産した企業は9164件にも及びます。
ダイアモンドオンラインでも、今年の倒産件数は11年ぶりに1万社を超える説が濃厚と言われています。
(2024年の倒産件数は東京商工リサーチによると1万社を超え1万6件と発表されました。)
そんな不況な時代に自営業をしている方はどうやって生き残っていけばいいのでしょうか?
その鍵は『地方』『地域』にあります。
その辺りを踏まえて今回はお伝えします。
個人事業主が生き残る方法は?
まずは、よく言われている個人事業主が生き残るための10個のビジネスの原則をお伝えします。
これらは、変化の激しいビジネス環境に適応し、競争優位を築くためのアプローチです。
1. ターゲット市場を明確化する
まず、ビジネスの基本ですが、『ターゲットの明確化』が大切です。
大手企業であれば、リソースが高いので大枠で商品を販売してもブランド力でカバーすることができますが、自営業の個人であれば、ターゲットを明確にすることで少ないリソースでも売り上げに繋げることができます。
- 顧客ニーズを深掘りする
どのような課題を解決できるのか、顧客の具体的な悩みをリサーチ。 - ニッチ市場を狙う
大手が入り込みにくい、専門性の高い分野で競争力を発揮する。
2. 差別化を図る
2つめは『差別化をする』ということです。
例えば、ユニバーサルスタジオジャパンとディズニーランドを比較してみてましょう。
ユニバ | ディズニーランド | |
---|---|---|
客層 | 学生や若いカップルが多め | ファミリー層が多め |
テーマ・コンセプト | コンテンツに重点を置いている | 世界観に重点を置いている |
もちろん他にも多数ありますが、
同じ、テーマパークであってもこのような違いがあります。
なんか難しそうとおもうかもしれませんが、
ターゲットを明確化して、
競合を分析して、
あなたのビジネスの強み(商品やサービスの特徴)を見つけることで
差別化をすることは可能です。
- USP(独自の強み)を明確にする
他社にない独自の商品・サービスを訴求。 - 高品質な顧客体験
商品やサービスだけでなく、購入プロセスやアフターケアも重視する。
3. デジタルマーケティングを活用する
3つ目は、デジタルマーケティングを活用するです。
SNSやホームページ、を活用してユーザーに自社の商品やサービスを知ってもらうことが大切です。
- ウェブサイトの最適化
信頼性を高めるため、プロフェッショナルなデザインとコンテンツを整備。 - SNSの活用
Instagram、Twitter、YouTubeなどで自社ブランドを広める。 - SEO戦略
検索エンジンで上位表示を狙い、見込み顧客の流入を増やす。
4. 財務管理を徹底する
4つ目が財務管理です。
自分の事業に必要な費用や、売り上げ、単価などの基本的なものはもちろん、
年度によって変動する助成金などがあるかなど、お金の流れ(キャッシュフロー)を把握することが大切です。
- キャッシュフローを見える化
定期的に収支を確認し、無駄な支出を削減。 - 助成金・補助金の活用
地域や業界特化の支援金を調査し、積極的に活用する。 - クラウド会計ソフトの導入
管理を効率化して時間を節約する。
5. 顧客との信頼関係を構築する
次は『信頼性を構築する』ことが大切です。
信頼性があれば、ビジネスは成功する可能性が格段に上がります。
たとえば、道ですれ違った人から
「このダイヤモンドを1万で買ってください」と言われても、買うことはありませんよね?
宝石商からの同じことが言われたらどうでしょうか?
もちろん興味がなければ購入することはないと思いますが、興味があれば購入しますよね?
これが信頼性(権威性とも言う)です。
『あなただから』というようなサービスを提供することができれば、
不景気であっても売り上げを見込むことができます。
- 既存顧客を大切にする
リピート購入や紹介を促すプログラムを設ける。 - フィードバックを収集する
顧客満足度調査や口コミを活用し、改善につなげる。 - 個別対応の充実
顧客の声に迅速かつ親身に対応する。
6. イノベーションを起こす
次は『イノベーションを起こす』ことです。
イノベーションとは、革新という意味になります。
ビジネスではよくこういうことを言われます。
『停滞していることは、退化していることと同じこと』
そう、新しい企業やサービスが参入してきて、今売れていても変化がないと飽きられてしまい、顧客のニーズに合わないものを販売続けることになります。
平成や昭和では人が管理していたものが、今ではAIが変わってするような時代になっています。
工業からデジタルへの技術的改革も起こっています。
常に変化がある世界で安定し続けるためには、常に変化を続けていくことが必要になります。
- 新しいサービスや商品を開発する
顧客ニーズやトレンドを先取り。 - テクノロジーの導入
業務効率を高めるITツールを取り入れる。 - 市場の動向を常に把握する
成長分野に目を向け、柔軟に戦略を変える。
7. ネットワークを拡大する
7つ目は『ネットワークを拡大する』です。
ネットワークを拡大と言っても、デジタル的な意味ではありません。
例えば、オンラインショップでのみの販売だったものが、店舗での販売を開始したり、
他業種とコラボをして新たなサービスや商品を作ることだったり、イベントの主催だったりこういったことを指します。
従来のユーザーだけでなく、新規のユーザーを獲得に力を入れることが不景気を乗り越える一つの方法でもあります。
- 異業種交流会やイベントに参加
新しいビジネスチャンスを探る。 - パートナーシップを築く
他社やフリーランスとの協力でシナジーを生む。 - SNSでの発信力強化
プロフェッショナルなコミュニティに参加し、存在感を高める。
8. リスク管理を徹底する
8つ目は『リスク管理を徹底する』ということです。
リスクは全て予測することができます。
その中で、『対応可能なもの』と『対応不可のもの』に分けて、対応していくことが大切です。
例えば、商品をいくつか用意して売れるものを複数作っておくことで、売り上げが下がるリスクを分散することができます。
他にもビジネスにはたくさんのリスク(危険)があります。
これら全てに対応することは不可能かも知れませんが、ある程度は対応できるようにしておくことが大切になります。
- 多角化戦略
複数の収益源を確保し、リスクを分散する。 - 計画的な貯蓄
地震や火災などの不測の事態に備えて資金を確保する。 - 保険の活用
事業継続に必要なリスクに備える。
9. 小さな改善を継続する
ビジネスをしていると、小さな問題が数多く出没します。
メールの送信忘れや、注文や納品ミス、伝達不足などなど、あげるとキリがありません。
建設業などでは、ヒヤリハットと言います。
(事故にはならなかったが、焦った体験のこと)
ヒヤリハットは、ハインリッヒ(1:29:300)の法則に基づいており、
分析により導かれた労働災害の発生比率では、1 件の重大事故のウラに、29 件の軽傷事故、300 件の無傷事故(ヒヤリハット)があると言われています。
こうした、小さなミスをピックアップして改善マニュアルや起こった原因を理解していくことで、信頼性に繋げることができます。
- PDCAサイクルを回す
計画(Plan)→実行(Do)→確認(Check)→改善(Act)を徹底。 - データ分析を活用する
売上、アクセス数、顧客行動を分析し、次の施策に活かす。 - 従業員や自分のスキル向上
必要な知識や技術を常にアップデートする。
10. メンタルとモチベーションを維持する
最後は『モチベーションを維持する』ことです。
ビジネスには、順調に思えても失敗することや停滞期があります。
そんななか、モチベーションを維持することが大切です。
アメリカで有名なアンソニー・ロビンズは、
『成功の8割はメンタル、 2割はスキル』だと言っています。
それだけモチベーションの維持は、ビジネスに大きく影響を及ぼすとされています。
- 健康を大切にする
長期的なパフォーマンスのために自己管理を徹底。 - 目標設定と進捗確認
達成感を得られるよう短期・中期目標を立てる。 - ポジティブなマインドセット
失敗を学びと捉え、挑戦を続ける。
これらの10個のことはビジネスの原則であり、これからを見据えた経営の戦術の基礎になります。
これら全てのことを踏まえた上で、今からお伝えする『これからの経営戦術』をあなたのビジネスに取り入れてください。
これからを見据えた経営の戦術
ここまでは、従来の経営といえます。
ここまでのことができていることが前提で、これからの経営は、密着型のビジネスを行うことで、生き残る確率が上がります。
この密着型のビジネスというのは、対面でするビジネスのことを指します。
AIに興味がある方はわかると思いますが、ある程度のものを専門的な知識がなくても作ることができる時代になっています。
プログラミングでさえAIを使えば、書くことができます。
私が書いているブログでも同じです。
デジタルに依存してる物は全て今後AIを使うことができます。
なら質がある程度同じなのであれば、どこで購入したいと思いますか?
考えてみてください。
仮にあなたが、「HPを持ちたい」と考えていたとします。
そこで、見ず知らずのHP制作会社や営業してきた方にお願いするよりも、知り合いにHPを作れる方がいたらそちらにお願いしませんか?
これは、人間性(素性)のわかるほうが安心するためです。
身近な人であれば、騙されることがないと安心していたり、話をするのが手軽なためです。
アメリカのビジネスはもうすでにこの段階まで進んでいるようで、日本でもこの傾向でビジネスを始めると、大富豪なる確率は下がりますが、小金持ち程度になるぐらいには稼ぎ続けることができるとされています。
また、ちなみにこう言った傾向は都心部よりも地方の方が強いとされています。
地方でビジネスをしている方であれば、拠点周辺で営業活動をした方が売り上げが上がる可能性があります。
まとめ
これかは、デジタルだけでなく、対面でのやり取りができるビジネスに注目がさらに集まります。
今までは、オンライン上でのやり取りだけで完結していたことが、会えることが大切になり、信頼性が上がっていくことは目に見えています。
デジタルだけでなく、リアルの経営戦術も重要になってくるのでしっかり、あなたのビジネスの方向性を定めて行動していきましょう!
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