こんばんにちは!
たく猫でございます。
今回はタルムード金言集にある『お金を恵むなら全員に』という話です。
お金を恵むなら全員に
この寓話は前回の「7匹の太った牛と7匹の痩せた牛」につながることがありますのでそちらも読んでみてください。
「人にお金を恵むときは全員に配った方がいい。なぜならもらった人が恵んで貰ったという惨めな気持ちにならないで済むからだ。
しかし、どうしても一人の人に恵むときは、むしろその人にお金を貸す形をとった方がいい。
貸し手も借り手も対等だから借りては惨めにならないで済む。その代わり取り立てをしてはならない。返せる時に返してもらうようにせよ」
この寓話の伝えたいこと
この話で伝えたいことは、「借りた者を惨めに扱うなかれー尊厳を傷つけない貸し方をせよ」ということです。
ユダヤの格言で『相手の尊厳を重んじる態度』というものがあり、誰かの尊厳が傷つけるようなことはしてはいけないという教えがあります。
そのため4つの細かな4つのルールがあります。
- 借主の家に担保を取りに行ってはならない。家の外で借主が担保を持って出てくるのを待っていなければならない。
- 借主の家に立ち入ってはならない。
- 借主の着物、寝具、身の回りの品は、夕方には借主に返却しなければならない
- 夫を亡くした女性の衣類は担保に取ってはならない
日本の金融法で説明するなら、ゼロ金利貸付、担保の強制禁止、家財道具担保禁止、7年で追い貸しも含め全て時効消滅となります。
こんなことをすれば金融業界は成り立たなくなりますが・・・
ただそのせいで、若者が何か事業を起こしたくても日本では資産が無いとお金を貸してくれないため、
イノベーションが起こりにくくなり、若者の意欲を奪っていってしまう今の日本の制度の現実です。
ここら辺は詳しく本書に書いているので読んでみてください。
まとめ
今回はタルムード「お金を恵むなら全員に」という話でした。
正直なところこの話だけだと全てを理解するのは難しいと思います。
ただ、この話で言いたいことは、
「他者に惨めな思いをさせて人に優劣をつけないようしなさい」ということで『豊かな人生』を
手にするためには対等で平等であることが大切です。
では今回はこの辺で(^^)/~~~
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